子どもの心のコーチング

子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)

子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)

子どもの心のコーチング: 菅原 裕子
「飢えている人がいたら、魚を釣ってあげますか?それとも魚の釣り方を教えますか?」
「1子どもはできることを知っている。
 2子ども自身がもっとよくなりたいと思っていることを知っている。
 3子どもが望んでいることが起きるまで待ち、必要なサポートは何でもしようとする柔軟性がある。」
「この条件を満たし、常にこの姿勢を保つことで、親は子どもの尊敬を得ることができます。親としてコーチとして、子どもの尊敬を勝ちとらなければ、サポートは難しくなります。」
「被害者は、自分の体験は自分で変えられることを知りません。とても無力な存在です。原因を考える努力をするかわりに誰かを責めます。その責めを引き受けてくれる人がいるかぎり、被害者は自分の人生を自分で変えようとはしないのです。」

「「起こさないと言っても口だけ。最終的には起こしてくれる」 と思われてしまっては、親の威厳は保てません。尊敬されない親は、子どもに責任を教えることが難しくなります。いったん始めたら起こさないことです。」

「子どもが手伝ってくれたら、子どもをほめないことが大切です。「いい子ね」「えらいぞ」というほめ言葉ではなく、子どもが手伝ってくれたことに感謝し、喜んでください。子どもが親のために働いたときに、親がどう感じたか、気持ちを教えてあげてほしいのです。」

「用事をやってもらうたびに言う必要はありませんが、余裕のあるときはこのような声かけをすることで、子どもは次第に、自分の手伝いが親に肯定的な影響を与えていることを知ります。それが、子どもにとってどのくらい大きなことかわかりますか?」

「指示、命令、小言を排除すると、たとえば、あなたの朝のセリフが変わります。「早く起きなさい」「さっさと食べて」「早くしないと遅れるわよ」「何してるの!グズグズしないで早く行きなさい」ではなく、「おはよう」「いいお天気ね」「おいしい?」」

「難しいと感じるなら、とにかくしゃべらないことから始めてもいいでしょう。しゃべらないでどうするか?にっこりほほえんで子どもを観察していてください。」

「指示、命令、小言を一切排除した時、あなたに何が起こるか観察してみます。同時に、子どもになにが起こるかをよく観察してみてください。」


人に影響を与えるためにはまず相手に尊敬されてないと出来ないよね、相手が子どもでも大人でもそうだな
子どもの習い事の宿題を子が毎日一人でスムーズにやり遂げるのはちょっと無理だと思う、でもわたしがきれいに計画立てて本人は消化するだけっていうのではわたしが出しゃばり過ぎな気がする、どうしたらいいのかなぁ
本を読んで納得するのですけど日が経つとすっかり忘れてサポートではなくヘルプをしてしまうのですよね〜…